カテゴリ:自分事
2014/01/04
やりたい仕事はあるけれど…
「やりたい仕事が思いつかない」
こういう人は少なくないですが、この段階をクリアしても次のハードルがあります。
「やりたい仕事ができる環境が見つからない」
「やりたいことはあるんだけど…就職先が…」
より現実的だからこそ実に悩ましい課題です。
しかし、それは一方で対処しやすいということでもあると思います。
この記事では「やりたい仕事ができる環境が見つからない」という課題について、
僕がこれまでの経験を踏まえて対処方法を整理していきます。
一言でまとめると、良い情報が周囲から勝手に入ってくる状況をつくれ、ということです。
0.「やりたい仕事像」を明確にする
これは大前提です。
実際には「何をやりたいのか」と「やりたいことができるのはどこか」は並行して行うものですが、
「何をやりたいのか」をある程度具体的に詰めることがどうしても必要になります。
それは職種を絞れ、ということだけではありません。
どういう職場がいいか、顧客とどうかかわりたいのか、何を身に付けたいのか…
そして、その中で優先順位が高いものを見つけることが最も重要なことだと思っています。
1.自分の興味・関心を周囲に理解してもらう
自分一人で情報収集できる範囲はやはり限界があるでしょう。
情報を自ら取りに行くのはもちろん、周囲からもいろいろ教えてもらえたらベターなわけです。
結論から言えば、自分の周囲にいる人から欲しい情報が入るようにすればよいのです。
特にやりたいことが明確になっている人の周りには情報感度の高い人が何人かいるはず。
他人が自分にとって有益な情報を流してもらえるように仕組むのです。
具体的には、自分の興味・関心・やりたいことを周囲にわかってもらうことからはじめましょう。
何か良い情報があったときに「あ、あの人興味ありそうだな」と思ってもらえるようにすることが大事です。
とにかく共感してもらえそうな友人・知人に自分の「やりたい仕事像」を伝えていくこと。
常日頃からそれを意識していれば、自然と周囲の認識も変わってきます。
(共感してもらえなさそうな人に熱弁しても無駄なので、後回しでOK)
実際、同級生や職場の同僚であっても、誰が何に関心を持っているのかを把握する機会はあまり多くありません。
僕自身、「将来は秋田に帰る」としつこく公言していたことが縁につながる経験を何度もしています。
ブログやFacebook、Twitterなどで興味・関心を発信するのも悪くないと思います。
2.「やりたい仕事像」に近い分野の人たちとの人脈をつくる
やりたい仕事、ありたい姿に近い人たちとなかよくなりましょう。
そうすれば人脈ができ、当然仕事の情報を得たり、斡旋してくれる確率は増えます。
勉強会やイベントにいきなり飛び込んでもいいし、人づてに紹介してもらってもいいでしょう。
面白そうだと思うところにはなるべく顔を出しておくのが吉です。
「人脈をつくる」というと何か利己的な響きですが、そういうつもりではありません。
やりたい仕事に近い人たちと交流を持つのは純粋に楽しいものです。
楽しくて、しかも情報も得られる。こんなに良いことを見逃す手はないでしょう。
自分も他の人に情報を提供できるようになれば後ろめたさもありません。
3.目の前のことにしっかり取り組む
興味・関心は人と人をつなぎますが、評価されるのはやはり実績です。
つまり、これまでの仕事でどういう成果を出してきたかということ。
「こういう仕事がしたい!」と口では言っても、その仕事が実際できるかどうかはわかりません。
手っ取り早く評価を得るためには、まずは目の前のやるべきことに取り組むべきです。
「あれやりたい」が先に立って目の前のことをおろそかにする人は割といるような気がします。
“意識高い系”と揶揄される学生はその典型かもしれませんね。
学業や所属する部活やサークルの活動に熱心に取り組んだ経験のない学生の言葉にはどうしても説得力が乗ってきません。
「非常に良いこと言うんだけど、で君は何をしてきたの?何ができるの?」みたいな。
ちゃんと評価されていれば、それだけ他の人も安心して情報を提供してくれるはずです。
人とつながりをつくる上でも、人間としての評価、というか信頼に関わるところですしね。
同世代でも(僕を含めて)悩んでいる人が結構いるなあと思ってまとめてみました。
偉そうに書きましたが、僕もまだまだできていないところです。
参考図書を以下に紹介します。
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2013/10/10
憧れ?の「低脂肪牛」との偶然なる出会い
唐突ですが、当たっちゃいました。抽選に。
@masab0buさん、実は知り合いの知り合い(らしい)。
「サシ」「脂身」を重視する一般的な和牛とは異なる、「低脂肪牛」を群馬で肥育している方です。
Twitterでもひっそりとフォローさせてもらっていました。
まさか抽選に当たるとは…。今年の運を使い果たしたかもしれません。
さて、「低脂肪牛」と言えば「美味しんぼ」のイメージがあります。
「アメリカ人は、和牛を脂身が多過ぎて肉の味がしないって言うんだぜ」という山岡さんのセリフ(うろ覚え)。
「肉の味がする」牛肉=低脂肪牛とはなんなのか…。
気になる…。
早速、食べてみた
冷凍パックで届いたのはハンバーグ2つとビーフシチュー。
(おそらく)通販で販売されているラインナップですね。
”低脂肪牛”の小堀正展牧場
低脂肪牛を迎え撃つために、とりあえず米(あきたこまち)を炊きます。
ハンバーグとビーフシチューは湯せんするだけでOK。
手軽に豪華な食卓が実現。素晴らしい世の中ですね。
米も炊き上がり、湯せんも完了。
早速ハンバーグを器に盛り付けます。
どーん!うまそうな煮込みハンバーグ!
(ちなみに器は我が地元の「楢岡焼」を使用)
見た目からしてなかなかのボリューム。
デミグラスソースのよい香りが食卓に漂います。
続きまして、ビーフシチューの登場です。
深みのある皿に流し込むと…。
肉がでかい!なんだこれは!まるで豚の角煮!
ちょっとだけアップにしてみました。
どこからどうみて、やっぱりでかいです。
見た目からして肉々しい食卓と相成りました。
(というか、付け合わせを忘れてた)
では、さっそく、ハンバーグをいただきます。
はしで千切るのも難航。お肉ぎっしりです。
ふわふわハンバーグとは一線を画す、武骨なたたずまい。
口に含むと、予想以上の肉の弾力が実に心地よい。
肉をかみしめている実感があります。
「うまい…」
これが肉の味か、と思わず独り言。
普段食べているハンバーグよりも食べ応えがあり、
肉の味と香りがストレートに伝わってきました。
低脂肪牛ということで肉汁はいかほど?と思いましたが、
はしでぎゅっとつかんでみると、じわじわとあふれてきます。
しかもハンバーグの形が崩れることもありません。
ご飯との相性も抜群。肉の旨みが食欲を刺激していきます。
うーん、すごいものを食べてしまった。
ハンバーグを食べ終わりそうになるのをこらえて、ビーフシチューへ。
うーむ、やはり肉がでかい。
一口で食べられるか不安になるくらいの大きさです。
「がぶり」
思いがけず大きな塊に食らいついたその瞬間、僕は悟りました。
(こいつは一口で片づけていい代物じゃねえ…!)
ハンバーグに引き続き、肉とは思えない噛みごたえ。
ほろほろ肉には程遠いですが、歯に力を食わるとじっくりと肉がほどけていきます。
その断面を見てみると、びっしりと筋が…。
こいつらが肉の繊維ってやつでしょうか。
これだけ煮込まれた牛肉となるともっとやわらかいイメージですが、
このビーフシチューなら「おれは肉を食っている!」という喜びが存分に楽しめます。
脂身(?)がついている箇所もがぶり。
この食感、じっくり煮込まれたスジ肉にもにた歯ごたえ。
脂身なのにしつこくなく、くにゅくにゅと不思議な味わいです。
こんな脂身があるんだなー。
ソースも非常に上品で、ハンバーグのデミグラスソースとは少し味付けが異なります。
食べ合わせも考えず食卓に並べてしまいましたが、苦になることもなく、美味しく頂けました。
当然のごとく、白米はおかわりせざるを得ず。
低脂肪牛まとめ:高級和牛と比較すると
海士町では名産の「隠岐牛」が育てられており、僕も時折焼肉を食べます。
脂身のうまさを僕に教えてくれたのは隠岐牛で、
それはそれでもちろん感動的に美味いのですが、
サシのたっぷり入った典型的な高級和牛なのです。
小堀正展牧場の低脂肪牛は、高級和牛とは異なる魅力があります。
肉のうまみがしっかりと感じられ、ぎっしりと詰まった食べ応え。
胃もたれの心配もそこまでありませんし、「肉を食った!」という充実感を存分に味わえます。
今度はぜひステーキを食べたいですね。
こちらの通販サイトでお取り寄せできるようです。
小堀正展牧場 低脂肪牛100%ハンバーグ・ステーキ・ローストビーフ通販│国産食材のお取り寄せサイト こっくさん.com
直営店など、低脂肪牛を食べられるお店があるみたいなので、機会があればぜひ行ってみたいです。
低脂肪牛が食べられるお店 | 低脂肪牛の小堀正展牧場 || 群馬県前橋を拠点に低脂肪牛を生産
最後に、貴重な機会を与えてくださった、小堀さん、ありがとうございました!
今度はお肉注文させていただきますね!
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2013/09/01
それはいったい誰のおかげか?
今年も、あのシーズンがやってきております。
そう、「平方完成」のシーズンです。
高校1年生の数Ⅰにおける最初の山場です。
※島の高校は7月に文化祭がある影響で一時的に進度が遅れます。
毎年毎年2次関数のグラフの書き方と合わせて「平方完成」を教授していますが、
すぐに慣れてしまう生徒、なかなかコツをつかめない生徒、いろいろいます。
数学が比較的得意な生徒がつまずくこともあるので、なかなか侮れません。
とはいえ、訓練すれば必ず理解できる単元だと思っています。
重要な「平方完成」ですから、こちらも解説・演習に力を入れます。
生徒が質問に来たら、疑問点・つまずきの見極めに普段以上に気を配り、指導していきます。
そうして少しずつ「平方完成」を怖がらない生徒が増えていきます。
さて、生徒が「平方完成」を習得するとき、これは誰のおかげと考えるべきでしょうか?
学校の先生がご指導され、我々も指導し、生徒自身も演習し、同級生に教えてもらうこともある。
昨日教わったことの意味が、翌日の復習でようやく腑に落ちることもあるでしょう。
なにをきっかけに理解したのか、それは生徒本人にしかわかりません。
いや、生徒本人も自覚できていないことだってあるはずです。
「教育の仕事」の手ごたえとは
「教える」ということと「育つ」ということの間には、多くの変数(家族、友達、地域住民、教員…)が関わっています。
どの立場であれ、「教えられる側」の結果に対し、「自分のおかげだ」と胸を張れることがどれだけあるでしょうか。
「教育はやりがいのある仕事だ」と考える人は少なくないと思います。
しかし、自分自身の貢献度合いが測りにくいのもまた、教育の特徴ではないでしょうか。
「やりがいのある仕事がしたいから、教育に関わりたい」
そんな教員志望の学生さんがいたら、一人ひとりに聞いてみたい。
『教員のやりがいって、なんだと思いますか?』と。
自分のおかげかはわからないが、とにかく結果にコミットする。
自分のおかげかはわからないが、結果が出たことを喜ぶ。
一歩引いたスタンスを保てないと、生徒の努力すらも「自分の手柄」と喜びかねない。
そんなことを思いつつ、短い目と長い目の使い分けを日々学んでいるような気がします。
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