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消費とクラウドファンディングの間~新しい資金調達のカタチ~

カテゴリ:世の中の事

2009年2月と少し古い記事ですが。

反対するだけが能じゃない。「買うことで変える」新しい消費者運動のカタチ「キャロットモブ」 | greenz.jp グリーンズ

当事、(購買)は投票行為である、という観点を教えてくれたのがこの記事でした。
キャロットモブという活動自体は少し違和感を覚えるところもありますが、示唆に富んでいます。

久々に読み返してみて、これはクラウドファンディングとはまた違う資金調達の方法になりうるなと考えています。
いえ、このような形の消費行動は現実に存在しています。
例えば被災地の水産物、エシカルジュエリー、パタゴニアの登山用品を購入するという行為。

消費者が自身の効用のみでなく、企業への共感も基準に取り込んだ消費行動を、資金調達の方法とするということ。
クラウドファンディングのように目的を限定し、寄付者ではなく購買者を集め、寄付ではなく商品・サービスの購買を通じた資金調達。

これまで当たり前に行われてきた新しい消費行動を、消費とクラウドファンディングの中間にあるものと見ることで、なにか面白そうなことができる気がしています。
クラウドファンディングが、寄付者の効用を曖昧にしてしまいがちであることの反省も含めて。

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