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ソーシャルメディアで見られるポジショントーク

カテゴリ:世の中の事


・Twitterでは自分の価値観を発信した方がいい
・ソーシャルメディアで人脈を広げることで、今後転職も有利になる
・ソーシャルメディアが浸透し、より個人が重視される時代になる

Twitterを見ると、こういう言説は幾らでも見ることができます。

注意するべきは、これらが発信者からの「ポジショントーク」ではないか、ということです。

名言じみたツイートが幾らでもRTされる時代(「またかよ」と思うこともしばしば)。
ついつい「うけそうな」発言をしたくなるのが、ソーシャルメディアというものです。

僕がうんざりするのは、発信者が自分の立場を肯定するために、
「これからはシェアの時代だ」なんて言っているときです。

その人が時代を先行したい、と思うのは勝手ですが、
自分の生き方が先進的であることを示すために、こうつぶやくのはどうかと思います。
「こんな生き方は古い。これからはこの生き方だ」

はっきりそう言わなくても、暗にそう思っているんだろうな、と感じる場面、結構多いです。
そういう人ほど「自己責任論」を振りかざすことが多いです。
つまり、「あなたが成功するのも失敗するのもあなたのせい」という立場。

以下は仮説です。
「自己責任論」は恵まれた人間関係の中に育った人の特徴ではないか、そう思っています。

自分も自分の周囲も自らの努力でがつがつと道を作る。
意識の高い人にばかり囲まれれば、それが当たり前になります。

そういう人はえてして「自分は何でもできる。できないのは努力が足りないからだ」と考えがちです。

個人的には「努力ではどうしようもないものがある」と思っています。
鬱病患者に「頑張れ」と言う人はこのご時世ではもうそろそろいないでしょう。

僕の立場からすると、例えば「意識の高い学生」のメッセージには違和感があります。
たぶん、ポジションを確立するために多少力んでいるところがあるんでしょう。
「人それぞれ」、そう認めるだけでも力む必要もなくなるのに。


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