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平等のデザイン

カテゴリ:自分事

昨夜、寝る前にふと思ったことをメモ。

今の社会を徒競走に例えてみました。

まず、ランナー毎に、「スタート位置の違い」と「走る速さの違い」が考えられます。

スタートラインの違い=先天的格差、環境格差
走る速さの違い=後天的格差、実力格差

徒競走において「」を実現するとしたら、どのような観点があるでしょうか?
スタートとゴールだけをいじるとなると、たぶんこの4パターンになります。

1.環境格差も実力格差も是正しない - 何も手を出さない
2.環境格差 だけを是正する - 全ランナーを同じスタートラインに立たせる
3.実力格差だけを是正する - タイムが一致するように各ランナーごとにゴールを決める
4.環境格差も実力格差も是正する - 2+3

これら以外にもいじれるところはありますね。
足の速い人ほど重い靴を履くとか、レース前に足の速い人がそうでない人にコーチをするとか。

直感的には、上記1~4の中だけを見ると、3、4は多少やり過ぎのように思います。
とはいえ1も気の毒な感じ…。というわけで2かな、と。

要はどの部分を保障するか、というのが重要になってくるわけですね。

・徒競走への参加(誰でも参加できる)
・初期条件(スタートラインは揃える)
・結果(ゴールorタイムは同時)
・プロセス(?)
・満足度(みな満足ならOK)

日本は「機会の平等」が大好きな国だと個人的には思っています。
「全員がチャンスを与えられているのだから、モノにできる・できないは自己責任だ」
つまり、日本では「徒競走への参加」以外を保障しようとする機運がないのではないか、と。

単なる思い付きですが。

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